おたよりぽすと

6月の聖書のみことば

 

「求めなさい。そうすれば、与えられる。探しなさい。そうすれば、見つかる。」(新約聖書 マタイによる福音書7章7~8節)

 

子どもたち、毎日元気に遊んでいます。天気に恵まれた日は戸外で、天気が悪い日はホールやクラスで楽しく過ごしています。私たちの園では、子どもにとって、自由な遊びこそが何よりもの学びだと信じています。

 

子どもは、自分一人で、また、友だちとみんなで一緒に、自由に楽しく遊ぶ経験から、いろんなことを学び取ります。「これはどうなんだろう?」「あれはなんなの?」、遊びの中でのそうした思いが、子どもの「もっと知りたい」や「工夫してみよう」のモチベーションとなっていきます。また、体をいっぱい使って思い切り遊ぶことで、子どもたちの体幹が鍛えられて、実はそれがゆっくり座って静かに話を聞いたり、手先を細かに器用に用いて作業したりすることの基礎となります。遊びの中での友だちとの葛藤や上手くいかないときの悔しさが、子どもたちの頑張る心、自分の思いを伝える心、相手を受け入れる心、赦したり赦されたりする心、互いに譲り合う心…を育てます。そして、何より思い切り遊んで満たされた心が、子どもたちの安らぎと笑顔を生み出します。

 

このように、毎日思う存分遊ぶことは、子どもの今にとっても、将来にとっても、とても大きな宝です。毎日の遊びの中で、子どもたちの求めるものが与えられ、探すものが見つかる喜びを体験してほしいと願っていますし、子どもたちとともに過ごす私たちおとなも、その喜びを一緒に喜び合いたいと思います。