おたよりぽすと

12月の聖書のみことば

12月の聖書のみことば

(新約聖書 ルカによる福音書2章15節)

 

🎄「さあベツレヘムへ行こう」🎄

 

私たちの園では、今週月曜日より神の御子イエス・キリストの誕生を祝うクリスマスを待ち望み、そのための心の備えをする「アドベント」を迎えました。

 

世界ではじめてのクリスマスの夜、すなわちイエスさまがお生まれになられた夜、その知らせが最も先に届けられたのは羊飼いたちでした。毎晩野宿をしながら夜通し羊の群れの番をしていた羊飼いたち。寒い夜もあったことでしょう。狼や羊泥棒らに襲われる危険もありました。本当に大変な思いをしながら生活していた彼らですが、そんな彼らを周りの人たちは尊敬するのではなく、「あいつらは家もなく、汚い格好をして!」のような感じで馬鹿にしていました。そんな彼らに天使が現れて告げるのです。「恐れるな。わたしは、民全体に与えられる大きな喜びを告げる。今日ダビデの町で、あなたがたのために救い主がお生まれになった。この方こそ主メシアである。あなたがたは、布にくるまって飼い葉桶の中に寝ている乳飲み子を見つけるであろう。これがあなたがたへのしるしである」。羊飼いたちは、その知らせを聞いて「さあ、ベツレヘムへ行こう」と口々に言って、天使が告げた救い主の誕生の場へと急ぎます。

 

たとえどれだけ他の人から馬鹿にされても、みんなから認められなくても、神さまは私たちを顧みて、喜びの知らせを伝えてくださいます。そして、救い主イエスさまとの出逢いを与えてくださるのです。「さあ、ベツレヘムに行こう」。私たちもみんなで喜び合い、ともに救い主に出会うクリスマスを迎えたいと願います。