おたよりぽすと

10月の聖書の言葉

10月の聖書のみことば (旧約聖書 コヘレトの言葉4章9節)

「ひとりよりも ふたりが良い」

 聖書の中の「コヘレトの言葉」という文書は、「知恵文学」と呼ばれるジャンルに含まれます。知恵文学には、人間が神さまに信頼して生きる上で大切な知恵ある言葉が綴られています。冒頭のみことばは「ひとりよりもふたりが良い。共に労苦すれば、その報いは良い。倒れれば、ひとりがその友を助け起こす。倒れても起こしてくれる友のない人は不幸だ」と続き、私たちがよりよく生きるためには、心許す相手と助け合って一緒に生きるべきことを述べています。聖書では、神さまが最初の人をお創りになった際に、「人が一人でいるのはよくない。彼に合う助ける者を造ろう」とおっしゃって、人が一緒に助け合って生きるためのパートナーをもお創りになられました。それ以来、人はひとりではなく「ともに歩む」ことを大切にしてきました。園での毎日の生活も、子どもたちが友だちと一緒に助け合い喜び合って過ごす歩みを大切にしたいですし、運動会もそのような取り組みとなる時に、より豊かな喜びに繋がることを信じています。どうぞお楽しみに!